MOTU M2がやってきた
前回のブログでオーディオ・インターフェース内臓のモニター・スピーカー「ADAM Audio D3V」を購入した記事を書いたのですが、 結局、買っちった、オーディオ・インターフェース。

これは持ち運び用ではなく、家に据え置きで音楽制作環境をちょっと良くしようと考えてしまったから。
今まで、使っていたのがローランドのQUAD-CAPTUREというモデル。下写真の左側。

これでも全然使えていたのですが、心機一転、機材が新しくなったら心も切り替わるかと。。。
オーディオ・インターフェースを探している中でたびたび出ていたのが
ループバック
という単語。
YouTubeでゲーム実況等、配信する人が増えたのでYouTuber界隈ではこの機能が騒がれているようです。
一般ピーポーでも、zoom会議とかオンライン会議をしている中で経験したことがあるかもしれません。オンライン会議中、サンプル映像としてYouTubeの映像を流そうとしたら、YouTubeの音が相手に届いていなかった、なんて経験したことが無いでしょうか。マイクでしゃべっている自分の声は相手に届いているけどYouTubeの音が届いていない。
この問題を解決するのがループバックという機能だそうで。
しゃべっている音声はマイクを通してパソコン内部に取り込まれます。一方、YouTubeの音は、そもそもパソコン内部が発生させている音。このパソコン内部が発した音をもう一度(ループして)パソコン内部に戻す、というのがループバックという機能らしく、これがあれば、オンライン会議に参加する自分のマイクの音と、YouTubeの音をミックスして相手に届けられます。
おー、そうかそうか、確かにオンライン会議中、YouTubeの音が相手に届いていなかった時があった。そうかループバックという機能が必要なのか。。。
さすがに2011年発売のこのローランドオーディオ・インターフェースには、そんな機能ついていないよなぁ。オンライン会議は今後もあるだろうし、ループバック機能があった方が良いよな~。という言い訳を考え、結局ポチってしまいました。
決め手は出力の音質。
ループバック機能がある機種、と言いつつ、このMOTU M2は2019年、つまり6年前の製品なんですよね。
検討段階で比較したのがSSL(ソリッドステートロジック)のSSL2 Mk2という製品。

好評だった前作SSL2を改良し、マーク2(MKII)として昨年(2024年)10月に発売されたモデル。
新しい方が良いのではないか? と思い、いろいろレビューを読み漁った結果、
SSL2は入力が非常に良い。「さすが世界中のレコーディングスタジオで使われているだけある。録音時の音質がとても良い。」と入力系をベタ褒め。
対して、MOTU M2は「ESS Sabre32 Ultra DACを搭載しており、クリアでダイナミック。特に解像度が高く、音の輪郭がはっきりしている。」と特に出力の音を評価している人が多かった。(DACとはDigital-to-Analog Converter=デジタル音をアナログ音に変換する装置)
という印象でした。
ということで、私は、ボカロも含めほとんどシンセ音で制作しており、内部のデジタル音を正しくモニターできれば良いのでMOTU M2と結論付けました。ボーカリストやギターリストだったら、録音を重視しSSL2かな。と。。。
そんでもって、このブログ記事を書くにあたって、ちょっとchatGPTさんに聞いてみたら、
chatGPTの答え。出力の音質が良いはずじゃ。。。?
【質問】オーディオ・インターフェースMOTU M2とSSL2 mkII、どちらがおすすめでしょうか? 特に出力の音質が良い方が良い。(chatGPTの回答は左の▶マークをクリックしてください。)
🔊 出力音質の比較(モニターアウト)
✅ SSL2(SSL2+)の強み
- アナログ回路の品質:SSLはプロ向けコンソールで有名なブランドで、出力段(特にモニター回路)に独自の高品位なアナログ設計が施されています。
- 出力の透明性と解像度が高い:特に音の分離感やステレオイメージ、低域のコントロール感に優れ、モニター用途に非常に向いている。
- モニター出力アンプが強力で、スピーカーとの相性も良好。
✅ MOTU M2の強み
- **ESS Sabre32 DAC(デジタル-アナログ変換)**を搭載しており、S/N比が極めて良い(120dB以上)。
- 非常にフラットでクリーンな出力特性で、透明度のある音質。
- ループバック機能が標準装備で、配信や録音用途に強い。
🔍 どちらが「出力の音質が良い」か?
- 純粋なリスニングやモニター精度の高さを重視するなら:
→ SSL2の方が「音楽制作的なモニタリング」に優れる。出力の質感・定位感において若干アドバンテージあり。 - DACの性能やクリーンなオーディオ信号重視:
→ MOTU M2のESSチップは非常に高性能で、デジタルからの変換精度では業界でも評価が高い。
🎧 ヘッドホン出力についても補足
- MOTU M2は出力が若干弱めで、インピーダンスの高いヘッドホンでは音量不足の報告もあります。
- SSL2はヘッドホン出力が強めで、比較的どんなヘッドホンでもしっかり鳴らせる印象。
🎯 結論(音質重視で選ぶなら)
- スタジオモニター出力の音質とアナログ感のあるサウンドが欲しい → ✅ SSL2
- 超クリーンで現代的・DACスペックも重視 → ✅ MOTU M2
もしあなたが「音楽制作(ミキシングやマスタリング)」をするなら、SSL2が少し上回ります。
逆に「配信やクリアなリスニング」が主目的なら、MOTU M2も非常に優秀です。
どちらもコスパ最強クラスなので、最終的には「モニター環境(スピーカー or ヘッドホン)との相性」で決めるのがよいかもしれません。希望があれば使用する機材との相性も含めてアドバイスできますよ!
あイタタタです。SSL2の方が良かったのか?
ダメ押しで、使用する機材との相性も含めてアドバイスしてくれる、というので訊いてみた。
SONY MDR-CD900STとの相性は?
【質問】SONY MDR-CD900STとの相性はどちらが良いでしょう?(chatGPTの回答は左の▶マークをクリックしてください。)
🎧 MDR-CD900STの特徴
- 業務用モニターヘッドホンで、非常にフラットかつ高解像度。
- インピーダンス:63Ω(中程度)で、駆動はそこまで難しくないが、出力の質とパワーに左右されやすい。
- 音の「エッジ」や「粗さ」も忠実に出すタイプなので、相性の悪い出力だと聴き疲れすることもある。
✅ MOTU M2 × CD900ST
メリット
- ESS DACによるノイズレスでクリアな音。
- 解像度は非常に高く、CD900STの細かいニュアンスをそのまま再生できる。
- ただし、ヘッドホンアンプの出力はやや弱めとの報告あり(特に63Ωくらいの負荷では)。
懸念点
- 音量は出せるが、若干線が細く感じる可能性あり。
- CD900STのキツめの高音がより強調されてしまい、少し「冷たい」印象を持つ人も。
✅ SSL2 × CD900ST
メリット
- ヘッドホンアンプが出力高めで、CD900STをしっかり駆動できる。
- 音に少しアナログ的な温かみがあり、聴き疲れしにくい。
- CD900STの「ドライさ・硬さ」を少し和らげてくれる印象。
懸念点
- ごくわずかに色付けがあるが、それがむしろCD900STとは相性が良いと感じる人も多い。
🎯 結論:CD900STと相性が良いのは?
👉 **おすすめは「SSL2」**です。
モニターとしてのバランスも崩れず、制作環境との親和性も高い。
駆動力があり、CD900STを「しっかり鳴らす」ことができる。
硬質な音をややマイルドにしてくれる傾向があり、長時間使用でも耳が疲れにくい。
ちなみにCopilotにも訊いてみました。
Copilotの答え。chatGPTとは意見が違う?
出力の音質に焦点を当てると
【質問】オーディオ・インターフェースMOTU M2とSSL2 mkII、どちらがおすすめでしょうか? 特に出力の音質が良い方が良い。(Copilotの回答は左の▶マークをクリックしてください。)
MOTU M2とSSL2 MKIIはどちらも高品質なオーディオインターフェースですが、出力の音質に焦点を当てると、それぞれ異なる特徴があります。
- MOTU M2は、ESS Sabre32 Ultra DACを搭載しており、非常にクリアでダイナミックなサウンドを提供します。特に解像度が高く、音の輪郭がはっきりしているため、モニタリング用途に適しています。
- SSL2 MKIIは、SSLの伝統的なアナログエンハンスメント技術(Legacy 4K)を搭載しており、温かみのあるサウンドが特徴です。特に中域が豊かで、音楽的なニュアンスを強調する傾向があります。
おすすめの選び方
- 正確なモニタリングを重視するならMOTU M2(クリアで力強い音)
- アナログの温かみや音楽的なニュアンスを求めるならSSL2 MKII(柔らかく聴き疲れしにくい音)
どちらも優れたモデルなので、好みの音の傾向や使用目的に応じて選ぶのがベストですね!
結局、外見!
chatGPTの回答を読むと「あ、失敗した! SSL2にしておけばよかった!」と思ったのですが、Copilotの回答を読むと、「まぁ、MOTU M2で良かったのか?」と思ったりして。
もっと早い段階で各AIに質問してみれば良かった、と反省するのでした。
最後は、私の設置環境として!!!
ディスプレイの下の隙間に入れて、ちょこっと顔を出して、ボリュームつまみがいじれれば良い!ということで横置きタイプのMOTU M2で良かった。上側につまみがついているSSL2は設置場所に困る!
結局、性能よりも外見か?!ということで納得するのでありました。
なんだかんだ言って、ローランドからMOTUに替えて、それほど劇的に音質が上がった、という印象はないんですよね~。所詮そんなもんすっ。
