中学時代のトラウマとオフコース、そして13年越しのシンセ再発掘

中学時代のトラウマ

ヤマハ音楽教室の「幼児科コース」(今でいう「ぷらいまりー」)から音楽人生をスタートした私は、エレクトーンに進み、母親に言いくるめられながら練習をかさね、中学に上がると、ヤマハグレード5級に挑戦してました。しかし不合格。(10~6級=初中級者向け。5級から指導者・上級者向けになる)

そのときの先生の言葉が今でも心に残っています。

「もうちょっと早く受けさせておけば良かった。男子は中学くらいになると弾き方に癖が出てきちゃって、試験官受け悪くなるのよね。」

そして、当時はまだ習い事のバリエーションも少なかったのでピアノを習っている子が多く、クラスの合唱で、同じクラスの生徒がピアノを伴奏するのが普通でした。

「エレクトーン弾けるならピアノも弾けるでしょ。」と軽い感じで合唱の伴奏を頼まれたのですが、うまく弾けませんでした。同じ白と黒の鍵盤ですが、エレクトーンとピアノは弾き方も練習する曲も全然違う。合唱のピアノ伴奏など弾けるわけがなかったのです。

5級に落ちたことと、ピアノを弾けなかった時の悔しさがトラウマで、中学生の私は音楽から距離を置き、写真部に入部しました。

文化祭の音楽室から、君を抱いていいの~♪

中学の文化祭。私は写真部だったので、校内を回っていろいろな展示やイベントの写真を撮っていました。そんな中、音楽室の前を通ると中から歓声が聞こえてきました。

ドアを開けて中に入ると、立ち見が出るほどの盛況ぶり。

ステージというほどではないですが、教室前方で演奏する同級生たち。

「君を抱いていいの〜」(Yes-No)を熱唱するK君。

当時はそれほど気にするほどではなかったはずですが、後からその時の写真を見返すと、ふと思ってしまったのです。

「このとき、自分が音楽やっていたら、少しは違う青春だったのかもしれないな」と。

だからなのか、高校ではまた音楽に戻ってきたんですよね。ただ、男子校だったのでそこまで明るい青春にはなりませんでしたが(笑)。

13年越しのJ-Popカバー構想とシンセの再発掘

今回カバーしたのはオフコース。オフコースを聴くと中学時代のトラウマがよみがえってきます。中学時代の感情はうまく「言葉にできない」ですが。。。😅

制作中、ふと、「もしかしたら、答えてくれるかもしれない」と思い、ChatGPT に尋ねてみました。

SONAR教室
SONAR教室

1:57あたりの丸いシンセの音、どの音源で再現できますか?

chatGPT
chatGPT

おお、それは「言葉にできない」の中盤、1:57あたりで入ってくる――
ふわっとした丸い音、コードを包むようなパッドシンセですね。

その音の特徴:

chatGPT
chatGPT
特徴内容
シンセの種類アナログ風パッド(ポリシンセ)
音の質感丸くて、温かくて、広がりすぎない
アタック少し遅め(ゆるやかに立ち上がる)
リリース少し長め(スッと残る)
音域中低域中心(コード感が豊か)
イメージRoland Juno-60 や Prophet-5 風の音
SONAR教室
SONAR教室

arturiaのV Collectionを持っている。その中にProphet V2が入っている。そっちのほうが良い?

chatGPT
chatGPT

おお、それは最高です!!🎉
Arturia V Collection + Prophet V2(Prophet-5の再現)は、まさに「言葉にできない」中盤の丸くて温かいシンセパッドの質感にドンピシャの音源です。

Prophet V2 が「言葉にできない」のシンセに合う理由

chatGPT
chatGPT
特徴Prophet V2
音の太さ◎ アナログ的でふくよか
丸さ・柔らかさ◎ 高域が落ち着いていて刺さらない
空気感◎ 自然なエンベロープ
時代感◎ 1980年代初頭のサウンド感
使用感◎ シンプルで扱いやすい

Prophet V2 でのおすすめ設定(手作業で音作りするなら)

🔧音作りのベース(Pad系)

chatGPT
chatGPT
パラメータ設定例
OSC 1/2両方とも SINE or SAW(ややミックス)
Detuneほんの少しズラす(厚みを出す)
FILTER CUTOFF半分より左寄り(高域を抑える)
FILTER ENV AMT少なめ(自然なフィルターカーブ)
AMP ENV ATTACK50〜80ms(ふわっと立ち上がる)
AMP ENV RELEASE800ms〜1.2s(自然に余韻)
POLY/UNISONPOLYに設定(和音を弾けるように)
CHORUS(あれば)ONまたは薄め(揺れ感を追加)

プリセット探し(Prophet V2内)

chatGPT
chatGPT

Arturia Prophet V2には以下のようなプリセット名が狙い目です:

プリセット名(例)傾向
Warm Pad, Soft Keys丸くて温かい系(オススメ)
Vintage Strings, Analog Swellふわっと広がる系
Jarre Pad, OB Poly派手めだけどトーン落とせば使える

※プリセットから始めて、フィルターカットやエンベロープを軽く調整すると一気に目的に近づきます。

ArturiaのV CollectionProphet-5の他、MinimoogYamaha CS-80Roland Jupiter-8、等、往年のビンテージシンセを再現したプラグインがバンドルされたセット。

80年代J-Popのカバーやりたい!

と思った時に思わずポチってしまったのですが、結局使いこなせずそのまま放置してました。購入履歴を見ると2012年。13年前。

ChatGPTさんのおかげでやっと日の目を見ることができました。今後は積極的に使っていこうと思います。

今回使った、初登場プラグインたち

  • Arturia Prophet V2:本命。80年代サウンドの再現にドンピシャ。
  • Native Instruments Studio Drummer:Addictive Drums派からの初転向。マルチアウトで、Kick、Snare、それぞれにエフェクターを追加。
  • Native Instruments Scarbee Mark I:まさにオフコース感!ビンテージエレピ。
  • Native Instruments RC24:昭和スタジオ風リバーブ。奥行きがたまらない。
Arturia Prophet V2
Native Instruments Studio Drummer
Scarbee Mark I
Native Instruments RC24

配信スケジュール(各日20:00公開)

中学時代のトラウマも、13年越しのシンセも、今こうして音楽に昇華できたことに感謝です。ぜひご視聴ください!

現在公開中カバー曲の再生リスト

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