「コロナ明けが良そうされる4月までに、DAWを使いこなせるアーティストになる!」という決意を胸に、怒涛のレッスンを行っている生徒君。濃いぃ~7時間でcakewalk by BandLabの基本機能は使えるようになって、メロダインに入りました。
メロダインとは?
メロダイン(celemony社 Melodyne)は、音単位でオーディオ編集ができるソフト。ボーカルのピッチ(音程)補正として有名。音程を修正する前に、歌った声の音程を抽出、データ化してくれるので、それを音符(MIDI)に置き換えることができます。つまり、鼻歌で歌った声からシンセを鳴らすことができるっていうこと。ギターや笛などからも音程は抽出してくれるので、キーボードが弾けない人にはお勧めです。
今回、生徒君はボーカリストなので、ボーカルは一番気になるところ。
「自分の声がこんなに外れているとは!?」
と、自分が歌った声をメロダインで音程抽出して、びっくり。
そうなのよ。歌っている本人は気が付かないですが、意外と外しているのよね。
ヤフオクで買ったやつ、大丈夫?
ボーカリストということで、レッスン当初からピッチ補正だけは有料版を購入する必要はあるでしょう、ということを話していました。本人曰く、
「以前、ヤフオクで買ったやつがあるんで大丈夫です!」
とのことでしたが、大丈夫かな?と思いつつ、どういう状態か質問していました。
どうやら、ヤフオクの購入先からダウンロードのURLが送られてきて、ダウンロードはできた、とのこと。
「インストールはしてないの?」
「ダウンロードできたってところで、そのあと付属の説明を見たのですが、なんか良くわからなくてそこで止まってます。」
うんうん、やばいね。
ダウンロードしたというファイルを見せてもらうと、確かにインストールファイルはある、そして、インストール方法も書いてある。
「で、シリアル番号とか、アクティベートの仕方の説明はなかった?」
「いや、これだけです。アクティベートって何ですか?」
※アクティベートとは、パソコンとソフトをリンクさせる処理みたいなもの。違法コピーを防ぐため、リンクさせたパソコン以外では使えないようにしています。パソコンを引っ越しさせたい場合は、一度アクティベートを解除し、新しいパソコンでアクティベートしなおす、という処理が必要となりますが、その処理が失敗するケースが多く、その場合はメーカーにアクティベート解除の処理を依頼しなければなりません。その時、「ドイツ語か英語で連絡してこい!」というメッセージが出てくるので、その時点で「先生、助けてー!」と泣きついてくる生徒さんが多い。インストール以前で止まっていた生徒さんは今回が初めてですが。
さて、詳しく聞いていくと、購入したのは
Melodyne 5 Studioという一番上位のエディション。
正規で購入すると849USドル(約92,000円)。
生徒君曰く、
「1万円はしなかったです。」
「えっ? 正規で買うと9万円するソフトが1万円、って。それだけで怪しくないっすか?」
ということで、1万円は勉強代、っていうことで正規で購入してもらうことに。
ボーカルのピッチ補正だけならば、
Melodyne 5 assistan (299 US$ 約3万円)
というエディションで良いので、それだけは買ってもらいました。
プロ目指すなら正規版買おうぜ
cakewalk by BandLabはインストールの時にメロダインも一緒にインストールできますが、あくまでも試用版なので、ボーカルピッチ補正を行う人は正規品を購入した方が良いかと思います。抽出された波形がグレーだとアクティベートできていないということです。アクティベートできていると波形部分がオレンジ色になります。
cakewalkでメロダインを立ち上げると、下記のような画面が出てきます。
「アクティベート」をクリック。
すると、Webブラウザーが立ち上がり、celemony社のライセンス購入画面に遷移します。そこから購入できます。