もう、さすがに秋ですかね~。
秋と言えば松田聖子さんの「風は秋色」、そして「風立ちぬ」です。
風立ちぬ ― 花言葉に込められた意味
♪風立ちぬ 今は秋
大瀧詠一さん作曲、松本隆さん作詞の名作。
冒頭の「すみれ・ひまわり・フリージア」という花の羅列、最初は「何だろう?」と思いましたが、花言葉を調べてみると深い意味が浮かび上がってきます。
- すみれ(春):誠実・小さな幸せ・控えめな愛
- ひまわり(夏):あこがれ・太陽のような愛・明るさ
- フリージア(秋~冬):純潔・無邪気・友情
こうして見ると、松本隆さんの歌詞の奥深さに改めて感動します。
ジブリ映画『風立ちぬ』を思い浮かべる方も多いですが、私にとっては松田聖子さんのこの楽曲です。
カバー制作の裏側 ― 効果音と歌声表現
今回のカバーでは、制作上ちょっとした工夫をしています。
Adobe Fireflyで効果音を生成
イントロに出てくる「雷?」のような効果音。
最近発見した Adobe Fireflyの「効果音を生成(Beta)」 を使ってみました。音はとても小さいので気づかないかもしれませんが、探してみてください。

SAYONARAの3回の表現
「SAYONARA SAYONARA SAYONARA」
この繰り返しをコピーせずに、
- 1回目:普通に
- 2回目:少し悲しそうに
- 3回目:つぶやくように
と差をつけています。Synthesizer Vの「トーンシフト」を試しましたが効かず、「テンション」で代用。結果的に「悲しそうに」より「ささやき声」寄りに。まだ研究の余地ありですね。
さらに松田聖子さん特有の 語尾のしゃくりあげ も意識して調整しました。

シンセサウンドの選択
今回の制作で使ったシンセたちです。
- 「風は秋色」 → Arturia Jup-8 V、CZ V
- 「Rock’n Rouge」 → Arturia DX7 V(Brussels Bass)
元はNI MONARKを使っていましたが、DX7の攻めた音に惹かれて差し替えました。



さらにクラップには NI RAUM を使い、深いリバーブで爆発的に広がる質感を演出。こういう特殊効果にRAUMは相性抜群でした。

出力ファイルと1年越しのリメイク
「Rock’n Rouge」はちょうど1年前、2024年9月11日に最初のバージョンを出力していました。出力しようとした時にすでに9月11日のファイルがあったので、あれ?と思ってよくよく見ると昨年の9月11日。1年はあっという間です。
今回、2025年版としてYouTube公開用に手直し。クラップやベースの音色選びなど、1年間の試行錯誤を反映しています。

公開予定(松田聖子カバー3連発!)
- 9月19日(金)19:00
【カバー花隈千冬】風は秋色 / 松田聖子(1980年10月)
資生堂 エクボミルキークリーム CFソング
👉 YouTubeリンク - 9月20日(土)19:00
【カバー小春六花】風立ちぬ / 松田聖子(1981年10月)
大瀧詠一作曲
👉 YouTubeリンク - 9月21日(日)19:00
【カバー夏色花梨】Rock’n Rouge / 松田聖子(1984年2月)
カネボウ化粧品 CM曲
👉 YouTubeリンク
公開済みの松田聖子カバー
- 【カバー小春六花】チェリーブラッサム(1981年)
- 【カバー小春六花】夏の扉(1981年)
- 【カバー花隈千冬】SWEET MEMORIES(1983年)
まとめ
松田聖子さんの楽曲はシンプルに聴こえて、実は表現や音作りに工夫が必要。
Synthesizer Vの調整、シンセの選び方、エフェクトの使い方…どれも奥が深いですね。
これまで公開したカバー曲一覧は👇こちら👇にまとめています。
👉 カバー曲一覧ページ
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