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小春六花SV1が歌う感動系バラード

小春六花が歌うバラード 〜SV1でも、いいじゃん〜

最近、花隈千冬さんが続いていたので、ここで、小春六花さん(Synthesizer V)でバラード3曲。

本当は、六花さんのSynthesizer V2(以下=SV2)が出るのを待っていたんです。SV2になれば表現力もアップして、感動系バラードにさらに深みが出るかなって。

でも、ある日ふと思ったんです。

「いや、SV1でもけっこう良くない?」

SV2対応を待っている間に、せっかく作ったデータもお蔵入りになってしまうのはもったいないし、そもそもSV1の六花さんでも、ちゃんと歌い上げてくれてるじゃん!と。

「声が良くなる」というより「声が変わる」

最近、互換ボイスを使ってSV2のエディターも触っていたのですが、SV1→SV2での変化って、「良くなる」よりも「キャラが変わる」という印象のほうが強い気がします。

もちろんSV2でしかできない表現もあるんだけど、SV1にはSV1の良さがちゃんとある。だから今回は、SV1で調声したバラード3曲を、そのまま動画としてアップしました。

※ちなみにSV1のデータをSV2で読み込むと、SV1で一生懸命調声したパラメーターはやり直しになります。これ、地味に痛い…。

小春六花の歌声って、どんな声?

花隈千冬さんは、かすれた優しい声が魅力でバラードにぴったり。でも逆に合わない曲もある。
夏色花梨さんは力強くアップテンポのロック系にはハマるけど、ハマる範囲がかなり狭い。

そんな中、小春六花さんは超万能。

J-Popカバープロジェクトでは、花隈千冬さん、夏色花梨さんでハマらなかった曲は六花さんに歌ってもらってます

今回の3曲と六花さんの相性

今回のカバーはこの3曲:

どれも感情が重いバラードです。木蘭~と瞳~は「愛する人が亡くなった」という重いテーマ、366日は未練と痛みの愛。

このへんを、六花さんがナチュラルな声でさらりと歌ってくれると、
重くなりすぎず、聴きやすさと切なさがちょうどいいバランスになる気がしています。

ピアノ音源はThe Grandeur推し!

最近特に気に入ってるのが、Native Instrumentsの「The Grandeur

ピアノの音って、自分で生のピアノにマイクを立てて録音しようとしても、なかなか思うような音にならないんですよね。
なんだか「ぺこぺこ」していて、「え、これ本当にピアノ?」と首をかしげてしまうような音になってしまう。録るのが本当に難しい楽器だと、つくづく思います。

そもそも、ピアノは筐体そのものがアンプであり、スピーカーでもある。部屋の響き、残響の影響、そしてマイクの位置や本数……。さらに、録ったあとにどう出力するかまでを含めて、ようやく“あの音”になるんですよね。

だからこそ、昔からサンプリングやシンセでの再現が試みられてきて、今ではピアノ音源だけでも無数の選択肢があります。Native InstrumentsのKompleteに含まれる音源だけでも、何種類もあるほどです。

そんな中で、私が特に気に入っているのが「The Grandeur」。
変な癖がなく、とてもナチュラルな音。だけど、

この2つを兼ね備えている、頼れるピアノ音源なんです。

スターダスト☆レビューの「木蘭の涙」をカバーするために、手持ちのピアノ音源を10種類くらい試しました。でも最終的に選んだのは、やっぱりThe Grandeurでした。
ピアノ1本で支えるような楽曲には、この“ナチュラルで芯のある響き”がとても合うんですよね。

そしてもう1曲。HYの「366日」。
この曲はどちらかというとストリングスを中心とした伴奏構成なのですが、その中にあっても生ピアノの存在感がしっかりと光っています。
The Grandeurなら、その繊細な感情の揺れや、声と音の隙間にある“余白”まで、丁寧に支えてくれるんです。


配信スケジュール(各日20:00公開)

SV2版の六花さんが来たら、同じ曲でもう一度やってみるかもしれません。そのときは「SV1とSV2でどう変わるのか」も、ぜひ聴き比べてみてください!

【カバー曲一覧ページを公開しました!】

YouTubeで公開中のカバー曲を一覧で見られるページを作成しました。リピート視聴も大歓迎です!
https://sonar-school.com/archives/3629

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