先日の出張レッスンは、1992年デビューの現役ロックバンド infix のボーカリスト、長友仍世(じょうせい)さん のご自宅に伺いしました。
infixといえば、『機動戦士Vガンダム』や『仮面ライダーZO』など、アニメ・特撮ファンにはお馴染みの主題歌を担当した実力派バンド。現在も精力的に音楽活動を続けていらっしゃいます。
▼infix「WINNERS FOREVER〜勝利者よ〜」(Vガンダム主題歌)

Cakewalk愛
実は仍世さん、SONAR(Roland時代)からのCakewalkユーザー。
ミュージシャンの方々は周りが使っているから、という理由で、 Mac + Cubase や Pro Tools に流れるケースがほとんどだと思っていましたが、そんな中、Windows + Cakewalk を貫くという、なかなか珍しいスタイル。もちろん、他のソフトを勧められたりするようですが、それでも頑なにCakewalkを使い続けているようです。
「Cakewalkって使いやすいっすよね。Cakewalkの良さを広めたい。」
そう熱く語る仍世さんに、こちらも思わず頑張らねばと思いました。
私も、SONARがRolandからGibsonへ、そしてGibsonが経営難に陥っていると聞いて、「もうCubaseかStudio Oneに行くしかないか…」と真剣に考えた時期もありました。しかし結局、慣れ親しんだ使い勝手が忘れられず、再び戻ってきた身。もう浮気しないでCakewalkと心中する覚悟でいこう。
**Cakewalkユーザーの灯を絶やさぬよう、微力ながら応援していきたい。**そんな思いを新たにした一日でした。
レッスン内容:PC更新による“プラグイン問題”対応
今回のご相談は、パソコンの買い替えに伴うDAW環境の移行。
最近はセルフレコーディングが増えてきたとのことで、古くなったPCを一新。しかしそれにより、
- 以前使っていたプラグインが使えない
- アクティベーションが通らない
- 「そもそもアクティベーションって何?」状態
という、DTMあるあるの典型的な流れに突入…。
Wavesの場合
まずは「音が飛ぶんですけど」という症状から調査スタート。
メールで「音が飛ぶんですけど」といただいて、最初はオーディオインターフェース周りを疑っていました。しかし、実際に聞いた音は、「音が飛ぶ」というよりも、フェーダーを動かして音を消している感じ。20秒くらいに1回くらいの割合で音をフェーダーで下げて、上げてを繰り返しているような消え方。これはオーディオインターフェースのデジタル的な音飛びではないな、と思ったので、別の角度で調べていくと、最終的には Wavesプラグインのアクティベーション未完了 が原因と判明。
こういうのって、一度設定したら長年そのままなので、アクティベーションしたことすら忘れているパターンが本当に多いんです。
Melodyne(Celemony)の場合
そしてこの日、宿題となったのが Melodyneのアクティベーション問題。
公式サポートに問い合わせしようとした時に、「英語かドイツ語でメールしろ」と。あ、これ以前やったなぁ。。。と、なんとなく思い出してきました。
MelodyneはCelemonyの公式サイトにログインし、アクティベーション状況を確認できる仕組み。
正常であれば、「Activation 1」や「2」にPC名が表示されますが、なぜかそれが反映されていない。

これ、以前別の生徒さんでも同じようなケースがありました。調べてみると、
- シリアル番号とアカウントがうまく紐づいていない
- データベースの問題?
など、不可解な仕様が絡んでいる様子。こちらが悪いのではなく、Celemony側のデータベースがおかしいようなので、遠慮なくサポートに連絡しましょう。
結局、Google翻訳で英文メールを作成し、サポートに「このシリアル番号をアクティベートしたい」と送信。
返事待ちとなりました。
最後に
DTM関連のソフトって海外製品が多く、アクティベーションの仕方もそれぞれ違っていて厄介ですよね。せっかく購入したのに使えずに諦めている人も多いかと思います。今はGoogle翻訳とか、ChatGPTが英文を作ってくれたりもするので、あきらめずサポートにメールしてみましょう。
今後も、長友仍世さんにはぜひ Cakewalk愛 を貫いていただきたいと思います!
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